感述@辰屋

毎週日曜日12時の投稿出来るよう適度にやる「店主 辰人が体験したことなどの考えや感想など述べる」ブログです。

仮想『ほぼ料理未経験な田中くん(仮名)に必要な調理器具を選んでみた』

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おばんでーす、レビュー系のネタになりそうなものが最早枯渇しかけている店主です。
さてということで、ちょっと志向を変えて「仮想人物を作りその人のために一人暮らしに必要な調理器具を紹介する」って感じで記事を作成してみました。

調理器具を欲している人物を仮定

では、最低限の調理器具ということで、どんな人物か仮定しないといけませんね。
ということで、仮想人物「田中くん(仮名)」を基に考え見たいと思います。

《田中くん(仮名)》

    【状況】
  • 就職を機に一人暮らしを始める予定
  • 平日は弁当や惣菜で済ませるつもり
  • 休日は自炊を出来る範囲でやりたい
  • レトルトや冷食・レシピサイトを活用
  • 【設備】
  • キッチンは狭く天板無し
  • IHコンロ1つ
  • 【経験】
  • レトルトや冷食・乾麺を作ってきた程度
  • 料理の経験は殆ど無し

必要最低限リスト

こんな『田中くん』に対して店主なら以下の調理器具をまず持つようお勧めします。

  1. 包丁
  2. まな板
  3. フライ返し
  4. おたま
  5. フライパン
  6. 片手鍋
  7. 計量カップ
  8. ボウル
  9. 計量スプーン

包丁

包丁の絶対条件は「スパスパ切れること」です。
この切れ味が悪いと料理をする気が失せます。が、何も1~2万円するような包丁を買う必要はありません。
2000~4000円程度でも構いませんので他の調理器具よりも少々お金を掛けましょうって話です。

三徳や牛刀などの種類がありますが、個人の好みで選んでしまっていいと思います。

藤次郎やツヴィリング、関孫六、Globalなどは包丁として有名ですが、4000円ほど出すと購入出来ますので吟味してみる価値はあると思います。

まな板

包丁とくれば、まな板ですよね。
まな板に使われている材質としては、プラスチック、ゴム、木製があります。
それぞれ、下記のような特徴があります。

《木製》
刃こぼれしにくい/食材の色やにおいがつきにくい/手入れが必要/高価
《プラスチック製》
水を弾く/低価格/滑りやすい/包丁が傷みやすい/軽い
《ゴム製》
プラスチックよりは包丁を傷つけにくい/木製より手入れが簡単/重い

プラスチックをお勧めします。
今まで料理経験が少なく、休日のみの自炊を考えると手入れが必要で価格が高めな木製は論外です。
ゴム製も考えましたが、比較的低価格で入手も容易で扱いやすいプラスチックに軍配が上がります。

素材を決めたら次は大きさです。
田中くん(仮名)のお住まいは1Kでキッチンの天板は無しとのこと。
そのため、世間一般で言われるような「15x20」などのサイズでは置くことすらままなりません。
そこで、お勧めするのは「シンクに橋渡しができる大きさ」です。
こうすれば、まな板の部分が天板としての機能も持つことになりますので一石二鳥です。

まな板の大きさは「天板のスペースの有無及び大きさで選ぶべし」と思っています。

フライ返し

正直、木べらと悩みました。が、田中くん(仮名)の自炊内容を照らし合わせてみるとフライ返しがお勧めです。
例えばレトルト食品を使っての料理や冷凍食品(餃子など)を食べたいと思ったとき、木べらだと角度がついていないので返したりするのが大変ですが、フライ返しなら容易に出来ます。
ただし、取り扱ううえで注意点もあります。
食材を強い力で押し付けようとすると、持ち手とヘラの境界部分に負荷が掛かり折れる可能性があります。

次に材質ですが、これはナイロン製やシリコン製を選ぶようにしてください。
NGなのは「ステンレス製」です。
詳しいことは別の記事でも書いていますが、現在主流のフッ素樹脂加工フライパンとの相性が悪いからです。

フライ返しと似たような製品として「ターナー」があります。
正直、店主も違いが分かりません。気持ち的にターナーのほうが角度がついていないかなーぐらいです。
あとは実際に持ってみた感触や角度、使いやすさで判断しても良いと思います。

おたま

主な使い道としては「汁物」です。
一人暮らしでは、意外と面倒くさいうえに、一人分が作りづらい料理が汁物です。
そのため、利用する頻度は他の調理器具に比べて少ないでしょう。

そのため、リストに入れるべきかすごく悩みました。
しかし、冬などは手軽にサッと作れる「お鍋」で使ったり「カレー」などで使う可能性を考慮してリスト入りさせました。

材質については、フライ返しと同じ考えでナイロン製やシリコン製を選びステンレス製を避けてください。
ナイロン製やシリコン製は色移りしますので、カレーなど色がつきやすい料理を作るつもりがあるなら、フッ素樹脂加工にダメージを与えることを容認してステンレス製も良いかと。

フライパン

田中くん(仮名)の自炊頻度と料理スキルなら、安価なフッ素加工樹脂フライパン一択です。
理由として挙げるなら。

  1. 洗うのが楽
    慣れないうちは洗うのが面倒くさくなることもありますので手入れのしやすさを優先すべき

  2. 料理慣れしていない
    料理慣れしていないため、テフロンをすぐにダメにしたりフライパン返しに手こずることも考えられます。
    そう考えた場合、軽さと安価なほうがコスパ的にマシです。

勿論、上記以外にフッ素加工樹脂のフライパンには1~2年程度で買い替えが発生します。
グレードの高いフッ素樹脂加工のフライパンを選ぶのは料理の頻度や料理慣れしてからでも遅くありません。

また、料理頻度から考えて店主のように2~3つも持つ必要はありません。
1本で十分です。

続いて、フライパンの大きさですが、一般的に20~24cmの範囲からということですので、田中くん(仮名)の状況から考えると24cmぐらいで良いと思います。
小さいとどうしても、フライパン返しが難しくなったり調理手順や別皿にわけるなど工夫が必要になります。
自炊慣れしていればそれでもかまいませんが、料理を殆どしたことが無いとことですのである程度、余裕があるほうが良いと思います。

フッ素樹脂加工のフライパンにはIH専用やガス火専用、オール熱源対応などの種類がありますので、田中くんは「IH専用」もしくは「オール熱源対応」を選ぶようにしましょう。

片手鍋

これは、初めての一人暮らしなら強くお勧めします。

これ1つあれば…。
蕎麦やうどん・パスタは勿論のこと。汁物、お鍋・袋麺、お湯を沸かしたり、レトルト食品を温めたりと便利使えます。
カレーまで作れちゃいます。

材質に関しては、フライパンと同じく安価なフッ素加工樹脂に加えてIH対応もしくはオール熱源対応で十分です。
大きさも18cmほどあれば上記で書いたことに対応できます。

フライパンと違う点は、非常に長持ちです。
実例で言うと、店主が買った片手鍋は購入から2年以上経ち底面に無数の小さな傷はついていますが、テフロンが完全に剥げて使い物にならない状態ではありません。
同時期に買ったIHハイキャストのフライパンは1年半年ちょっとだったので、比較するとかなり長持ちです。

計量カップ&スプーン

田中くん(仮名)は、自炊をするときにレシピサイトも見るとのことです。
ヘタなアレンジをせず書いてあるレシピ通り作ると思います。
大体のレシピには「水〇〇cc」とか「醤油大さじ〇〇」みたいに書かれています。
そうなると、計量カップや計量スプーンは必要品になります。

とはいえ、100均とかのでも十分です。
あと、計量カップと言えば重要な使い道が…それは勿論「袋麺」!
こいつを食べるには「水〇〇〇cc」が必ず出ますから。

笊&ボウル

笊はパスタなどの麺物を茹で終わったら使い、ボウルは下ごしらえや切った野菜を置いておくのに便利なので1つずつ持っておくと良いです。
サイズは20cmで素材はステンレス製が良いと思います。
以前はプラスチック製を使ってたこともありますが、熱で変形したり割れたりすることがあったのでステンレス製が便利だなと。

優先順位が下がる調理器具

今回、田中くんに紹介した調理器具は直近で必要なものをリストアップしました。
以降で書くものは、不要ではなく直近で直ぐ必要ではないがいずれ持っても構わないものや色んなサイトでお勧めされているけど田中くんには要らないかなと思われる調理器具などについてその理由を含めて説明しています。

①トング

【不要かも】
色んなサイトで『トングがあると便利!』とか『揚げ物を作るときにー』や『肉をひっくり返すときに~』みたいに書かれていますが、田中くんのケースでは早々使わないと思います。

例えば、サラダを多めに作ると水気によって傷んでしまうので1人前を作るほうが美味しい。
更に、揚げ物は一人暮らしではレベルが高いし今回のケースでは、冷凍食品を使うほうが火傷などの大事故を防げます。
肉を唯々焼くことはあると思いますが、箸で十分代用できます。

もし、購入する場合はキッチリ掴むかを確認しましょう。
掴んだ状態でそのまま横にスライドさせたらするりと抜けるようならやめましょう。

過去の経験上、ナイロン製は柔らかく抜けやすい傾向にあります。シリコン製または、多少傷つくことを容認してステンレス製いずれを選ぶと良いでしょう。

②菜箸

【いずれ持っても良いかも】
木製の安い菜箸なら100~200円ぐらいで売っているので買っても構いませんが、優先的に買う必要はないと思います。
菜箸の利点って、長くて手が火元から離れることによる火傷防止だと考えます。 ただ、当然持ち手とつまむ部分の距離が離れれば離れるほど正しい持ち方をしていないと掴むのが大変です。

そもそも一般家庭でフライパンの底から漏れて火傷するほどの火力って最早、火力調整が必要な状況のはずです。
火力調整さえすれば、普段使っている箸で火傷することは無いかなと思って、優先順位を下げました。

③ピーラー

【いずれ持っても良いかも】
正直、悩みました。野菜炒めとなれば高頻度で使われる人参。
しかし、いまは野菜炒め用の野菜パックがあったりするので絶対に必要かと言われると「まぁ、あってもなくても困らんな」という程度なので今回は優先順位を下げる結果になりました。

④キッチンバサミ

【いずれ持っても良いかも】
硬い食材の時に使うとか書かれていましたが、初めての一人暮らしでそんなシーンほぼ無いし普通のはさみで代用できます。
野菜などの袋を使う時だって慣れれば包丁で切り落とすほうが早いよなと考え優先順位を下げた。

⑤研ぎ石

【いずれ持っても良いかも】
調理器具として書いていいか分かりませんが、包丁とのセットとしていずれ持っておくと良いかもということで書かせてもらいました。
研ぎ石やシャープナーが無いと切れ味が維持できなくなります。
切れ味が悪いとストレスが凄いです…なので、いずれはやり方を覚えて研げるようにしておくと気持ちよく使えると思います。

後書

今回の記事は今までと違い、特定の条件や事情を想定してその人に向けての紹介記事として作成しました。
なんで、こんなやり方を思いついたかというと…。
知り合いに「お勧めのゲームを教えてー」とか「パソコン買いたいんだけどー」とか言われたときに真っ先に返す言葉が「普段どんなゲームするの?」「どんな目的でパソコンを利用するの?」『目的が分からないとそれに適したものを紹介できない』と言っていたことに気づきました。
更に自分がいろんな商品を見ているときに抱いたのが、万人に向けた感想は分かるんですが最終的に【結局どんな人がこの商品使えるの?】って部分がもやもやしてたので今回はこのような記事を作成することにしました。

これは、マニュアル作成にも通じることで、ある職場で先輩に言われたことが「誰に対してのマニュアルなのか定義することで作り方や説明、書き方などが変わる」でした。
万人向けにマニュアルを作ることがどんだけ大変な事か知っていたのに、ブログのレビュー記事になるとどうしてもその観点が抜けてたんで、これに気づけたのはちょっとうれしかったです。


さて、いずれ今回のような特定条件下での紹介記事を書ければと思います。
では、次回の記事までさようなら~!