感述@辰屋

毎週日曜日12時の投稿出来るよう適度にやる「店主 辰人が体験したことなどの考えや感想など述べる」ブログです。

感想『【SIE】PS4版ワンダと巨像フルリメイクのレビューを述べてみた/全体的に消化不良感満載でした』

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このゲームはYoutubeのプレイ動画で知ってて、PS4版が出てたのは知ってたんです。
けど、買うほどではなかったのでそのまま放置してたんですけど…PS Plusでの配信に伴ってダウンロードしましたw
時間は掛かりましたが、漸くクリアしたので記事にしました。
最後は、若干ネタバレを含んでいます。

感想

満足度  :★★☆☆☆ 2

【一言で纏めると…】
主人公の生き方が見えなくて感情移入し辛い

操作性とか、ゲームバランスとかいろいろと問題はあるんですが、その中でも一番酷いなと感じたのがストーリーです。

ストーリーは「命を無くした少女を、生き返らせるために禁足の地を訪れ、ドルミンと呼ばれる存在から、生き返らせる代わりに16体の巨像を倒せと言われ、巨像を打ち倒す」になります。

ゲーム中で登場するキャラクターは非常に少なく、主人公と巨像だけで物語が進行。
一番問題なのが、「どんな思いで」「どんな覚悟で」「どれだけの苦しみがあったのか」っていう主人公の生き様や背景が見えないので、感情移入が出来ない。
そのため、メインの巨像との戦いがすんごく軽いノリになるんです。

本来は、主人公の生き様や背景と巨像との戦いが組み合わせることで起きる「せつなさ」とか「辛さ」とか「利己的な部分」を通して感情移入がしていくんですけど…そのあたりが足りない。まったくもって足りないw

ワンダと巨像は2005年10月27日に発売されたソフトであり、その当時としてはかなり画期的なゲームだったと思います。
ただ、現在のゲームとして出すには「古すぎた」「遅すぎた」という印象が付き纏ってしまう作品になったかなと…。
フルプライスで買うほどではないけど、安くなったら手に取ってみても良い作品かなと思います。

評価

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ストーリー  :★★☆☆☆ 2
グラフィック :★★★★☆ 4
サウンド   :★★★☆☆ 3
システム   :★★☆☆☆ 2
ボリューム  :★★★☆☆ 3
ゲームバランス:★★☆☆☆ 2

  1. ストーリー
    ゲーム中では殆どストーリーについて語れることが無くて、消化不良状態です。
    想像を膨らませようとしたくても、そもそもストーリーが語られていないのでその余地すらありません。
    結果として、巨像との戦闘も機械的になり、ピンとくることもありませんでした。

  2. グラフィック
    これは奇麗だなと思いました。操作性が最悪なところを除けば馬(アグロ)になって草原を疾走する快感は凄いです。
    特に森の中は光と影の使い方も相まって幻想的な雰囲気が出てました。

  3. サウンド
    このゲームは移動中や戦闘シーンでは音楽が鳴りません。弱点に取り付いて攻撃してから音楽が始まります。まぁお陰でゲームに集中できますが…正直、記憶に残ってないです。

  4. システム
    最低評価を下させてもらいました、理由は大きく2つの点です。

    • 巨像破壊のヒントが少ないのと意味不明
      例えば第一の巨像では「巨像の急所を目指すには、その体を登るしかない…」
      知ってるよ!?
      こんな感じで、役に立たないヒントや微妙なヒントが多すぎるんで、正直な感想「攻略無しに自力でやった人凄いな」という感想を持ちました。

    • カメラが仕事をしない

      1. 巨人との戦闘
        巨人が、カメラアングル的に少しでも入るようだと、巨人を映すようにするため中々思うようにカメラを動かすことが出来ません。
        視認性に大きく影響していて、プレイヤーが周囲を確認したり状況を読むことが出来ずストレスの原因になります。
        せめて、巨人への注目ONOFFをつけて視認性を確保できるようにすべきだったと思います。

      2. 馬での移動
        馬で移動するとカメラがキャラよりもちょっと後ろ&地面に近くなるんですね。
        これで前方の視野が広くとられるんですけど、周囲の状況を確認しようとカメラを上にもっていっても自然とその定位置に戻るため周囲の状況を確認し辛いです。
        そのうえ、起伏があるマップなので突然、崖で馬が急ブレーキします。
        正直、このアングルは好きじゃないです、なんかこう「美しい幻想的な雰囲気が好きなんやろ?」みたいな圧力を感じるんで。

    • 操作性が悪い
      以下の2点についてはフルリメイクする際に、改善を図るべきだったと思います。


      1. 結構、広いので馬がメインの移動手段になるんですが、この馬の操作性が悪いというか酷すぎる。
        「加速がボタンを押すことで段階的に上がる」ため、トップスピードになるために何度もボタンを連打することになります。
        そのうえで、「曲がると馬の速度が落ちる」というのも致命的です。
        何故、致命的かっていうと、特定の巨人との戦いでは「馬に乗りながら」なんですが、スピードが無いとゲームオーバーになったり弱点まで届かないんです。
        ですが、この上記の仕様のため突然、ブレーキを踏んだり加速が遅くなったりして攻略に時間が掛かってしまいます。
        一応、そんな状況下でも店主はクリアしましたよ?
        勿論、解決策はないか調べたら「△ボタンを押しながら左右にスティックを振るとスピードが落ちない」と分かりましたが、攻略に必要な情報を隠すのは良くないと思いました。
        他は「馬の挙動がピーキーすぎて思うように馬が動かない」っていうのも挙げておきます。

      2. キャラ
        キャラも結構不自由な点があって、例えば壁を登る際のもたつきや、しがみついた巨人の振り落とし動作でキャラが動いてしまいそのたび、微調整をしようとして振り落とされたりしてまた一からやり直しなど、かなりストレスになりました。

    • マップが意味不明
      地図に雲の形がついていてマップが役立たずです。
      「剣を掲げても先に大きな崖があってどないしょ⇒せや、マップ見よう⇒雲マークで全然わからん。」みたいな流れで本当、なんのためマップを用意したんか分かりません。

  5. ボリューム
    これは丁度良いです。
    巨像とのバトルだけなので16体って聞くと多く感じますが、店主は攻略サイトを見ながらやっても4時間40分程度で終わったのでサクッとプレイするには丁度良いです。
    攻略サイトを見ずになんて無理です、面倒くさすぎる。

  6. ゲームバランス
    戦闘バランスは良かったと思います。
    ただ、ゲーム全体のバランスとして見た場合は良くない。
    ヒントらしいヒントが無くて、攻略法を導き出すまでトライアンドエラーを続けていくことによるストレス。
    攻略していくために、周囲の状況を確認したいのに巨人を中心としたカメラになる点。
    馬や弓などの操作性の悪さが絡んできていて

製品情報

【発売日】
2018年2月8日

【PF】
PlayStation4

【ジャンル】
アクションアドベンチャー

【価格】
4900円

後書

酷評していますが、PS2で出たことを考えれば驚嘆に値しますし、更に言わせてもらえば、日本で作ったゲームとしては、色々と想像を掻き立てる作りにになっているのも驚きです。
日本と海外では、ゲームに対する考え方が大きく異なります。
例えば、チュートリアル一つとっても…

日本製

丁寧なチュートリアルを作り、ユーザーの「何これ分かんない!」などの疑問点や不安点を解消します。
利点がある一方で「文字が多くなり見づらくなる」や「ゲームのテンポを崩す」、「遊び方に余地が無い」といったゲーム性を狭めてしまうことにもつながる。

海外製

基本的な説明はあっても、それ以降の細かいテクニックなどは自分たちで想像して見つけていく自立型。
ゲームのテンポも良くなります。
ただ、人によっては疑問点や問題点の解消を自力を求めるトライアンドエラーに嫌気がさす可能性有。


このように、どちらかというと海外寄りな作りをしているのも当時としては受けたんだろうと思います。

今回はPS4でフルリメイク版として発売しました。
フルリメイクの内容はグラフィックの向上を中心に行い、操作性やカメラなどの不満点を解消しませんでした。
PS2の頃であれば「スペックや容量の問題」などでしょうがないと判断された点が、PS4でも改善されていない。
この部分が非常に評価を下げたんだと思います。

要は、「様々なソフトをプレイしユーザーの目が肥えた現在の環境では『なんで直さないの?』って感じの悪目立ちしすぎた」ってことなんではないかと。

気になった点

どうにも気になった点について書いておきます…。

  • 言い伝え
    エンディングを見た後に、言い伝えを語るシーンを見るとどうにも釈然としない。
    言い伝え部分では。
    「その世界では望めば死者の魂を取り戻せると伝え聞く…」「…しかし その地に足を踏み入れることは固く禁じる」と言っています。
    でラストでは、いにしえの剣を塔内の湖に投げることで唯一の橋が落ちていきます。
    『え?最初から出来るんだったらやっとけよ』と。
    エモンの発言から過去にも似たようなことをした人が居るのは明白で、その時点で物理的に行けない手段を取るべきだったのに、行ってから「お前が悪い」って言われても釈然としない。

  • エモンの発言
    明らかに、影のような人物など色々と知ってて対処してないのは如何なもんですかね…。別にエモンだけのせいじゃないよ?前任者も含めて全員の責任でしょ。
    想像力の欠けた判断をした結果が一番最悪な結果を呼んだだけの話です。
    ドルミンのヒントもそうだけど、あの世界にはアホな子が多いんか?

  • ドルミンの悪性
    エモンは「おまえはただ単に操られておったにすぎぬ」とか言ってたけど、そうじゃないでしょ。
    実際、等価交換なわけでワンダ「モノを助けろ」 ドルミン「助ける代わりに巨像殺してきてね」なわけだし。
    しかも「代償は重いかもしれんぞ」とか「どうにもならんのが人間が決めた掟だろう?」とか訪ねてるよね?

見た目が思いっきり悪魔だから「アカン奴や!」ってなるけど、あのセリフを含めると、願いを叶えたのに、好き勝手言われて、分割されて、怒っているように感じるんだよなー…。
だって、ストーリー上でドルミンがどんだけ悪いことしているか語ってないんだもん。


今後も定期的にゲーム系の何かを書ければと思います。
では、また次回の記事でお会いしましょう~。さようなら~。